一、 ひのさんが目指すもの: Goals
ひのさんでは、日本の主食である米を、日本古来から伝承されてきた昔ながらの天日干しで育て、干ししいたけは、原木栽培にこだわり、野菜は、種から自分で採取して育てる農業を目指しています。
ひのさんでは、野菜と一緒に、その種についてもお客様に知っていただきたいと考えています。
固定種は、一番良くできた野菜から種をとり、何代も繰り返して採取した種(在来種)や別の土地から来た種子でも、その土地に根をおろして風土で採れた種です。
F1種は、交配種とも言われ、性質の異なる系統の掛け合わせによって採られた一代限りの雑種です。例えば、甘みが強いもの、病気に強いものなど、別系統の野菜を掛け合わせた結果得られる雑種強勢を利用することで、野菜が早く成長し収穫量も増大し、両親の優れた形や質が現れて形や大きさも揃いやすいのも特徴です。
固定種は、いわゆる普通の種、つまりできた野菜から種をとること。固定種は、発芽率も低く生育にバラツキがあるため収穫期間が長く、形が不安定なのが特徴。F1種は、統一された形・味が大量生産できる反面、二代目が育たないのが欠点と言われています。
固定種は、色、カタチが不揃いなため、味が安定しないためなどの理由で現在はほとんど流通していません。ひのさん、では、そんな固定種を主に育て販売しています。
固定種野菜に関する記事もあります。以下、タイトルをクリックしてリンク先をご覧ください
二、 旬、を大切にしたい: importance of food seasons
どんな食材にも、旬、があります。旬は、一年のうち収穫量が最も多く、食材の栄養価が最も高く、何より味がよい時期です。
ひのさん野菜は、旬、を大切に育てています。
ひのさん畑は、山間地にあるため、山の自然が育てた天然の食材も楽しめます。例えば、みょうが、つくし、わらび、ふき、クレソン、うど、たらの芽、野いちご、山芋、ヨモギ、栗、梅や柿は、最高です。
また、陰陽の世界では、旬の野菜は、体を温度調節する、と言われています。
三、 無農薬・無化学肥料栽培野菜: no chemical fertilizer and agricultural chemicals
野菜そのものが持っている力を最大限にいかすため、農薬は使わずに育てています。時には、虫に食べられて株ごと無くなることがありますが、それは一部。全株なくなることは、ほぼありません。コンパニオンプランツといって、様々な野菜を混ぜて植えることで、害虫の発生を防ぎ、野山のように色々なものが共存して育つ環境作りを行っています。
なお、現時点の法律では、「無農薬野菜」という表記は、「野菜の包装に記載することは禁止」されているため、ひのさんでは、野菜そのものに、特に何の明記はしておりません。
四、 ごみを減らしたい:バラ売り・量り売り: Garbage issues
現在の市場では、何を買っても、包装がしっかりされていて、すぐ使う野菜やお米の袋は、一度限りでゴミになってしまいます。そこで、ひのさんは、できる限り、パッケージを省いたバラ売りにしています。一人暮らしでも大家族でも、新鮮な野菜を必要な分だけ食べきれる分だけ買うことは大切です。結果、ゴミが減っていくと嬉しく感じます。
五、 お客様との交流: Community
野菜やお米を作るだけではなく、ひのさん、では、お客様との出会いを楽しみたい、と考えています。例えば、九重町に来ていただき、お米作りの田植えや稲刈り、天日干しの体験、 しいたけや野菜の収穫、採れたて野菜を食べたり。私たちも、九重町から出かけて、農業に関する勉強会や販売会などに積極的に参加したいと考えています。
また、お客様も一緒に種や野菜についての知識を深めていただけたら、と、定期的におはなし会やイベントも実施していきます。